音源分離AIで曲をバラバラにしてみた(2)
こんにちは、こんばんは。IIUの中筋です。
前回、音源分離AIについて紹介しました。前回の記事はこちら)
音源分離AIは、楽曲からボーカルやドラム、ギター、ベースなどのそれぞれのパートの音を抽出する用途や会話の録音からそれぞれの話者ごとに音を抽出する用途として使われています。
それでは、本記事では、実際に音源分離をやっていきたいと思います。
とはいっても世の中に広く出回っている曲を使ってしまうと、著作権的にアレなので、今回は私がやっているバンド(THE BROWN BUCKS)の音源を使用して、試してみました。
私が所属しているバンド
音源はこちらになります(ウィルキンソン)。
これを音源分離AIにかけると
かなりきれいに抽出できていますね。
(ちなみに、私はベースを弾いているのですが、きれいに抽出されているので恥ずかしい。。)
■ バンドでの演奏風景
音源分離AIを使うことで、対象とする音源をきれいに抽出できます。これは、曲の耳コピー(曲中で実際に演奏されている音を聞き取ること)をしやすくしたり、「ドラム叩いてみた!」や「歌ってみた!」という動画で使うマイナスワン音源(元の音源から1つのパートの音源を引いたもの)としても役立ちます!
例えば、ドラムとベースのみを鳴らした音がこちらです。
ドラムとベースのみを鳴らした音
これを使えば、ギターを弾きながら歌うことができます。
当社では、このような技術を活用して、工場内の機器の音をきれいに収音するために使えないかなと日々研究しています。収音した音による異常検知などの状態診断の精度がより良いものにならないかと検討を続けています。
具体的な話が聞きたければ、ぜひお問い合わせください!
それでは、また!
中筋