今季最大寒波の中、日本海側に出張しました。
こんにちは。IIU 児玉です。
開発ブログへの初投稿となりますが、開発とは関係のない日本海側への出張のお話です。
気象庁から「不要不急の外出は控えて」と言われていた中、島根県に出張してきました。
ちなみに、この出張は「必要」な出張です!
<出発前日(1/23)>
今回の出張先は島根県松江市でした。
「今季最大寒波」と報道があり
「不要不急の外出は控えるように」と言われている中で日本海側に向かうのは躊躇われます。
ということで、3時間天気予報で松江市の天気を確認。
1月24日、25日双方とも雪予報は出ていますが、降水量は1mm/時間と書かれており、降り方も断続的な様子。
回の出張は、プラント設備のデータ測定を行うという業務でしたが
測定したい設備の稼働状況を考えると今週向かう必要があったため、天気予報を信じて予定通り向かうこととしました。
この時は完全に「今季最大寒波」を舐めています。
<到着時の米子空港(1/24 正午ごろ)>
東京から松江市まで空路で向かうには
鳥取県の米子空港を使うか、島根県の出雲空港を使うか
2つの選択肢があります。
今回はANAを利用して米子空港に降り立ち、松江市に向かいました。
これは、到着後の米子空港です。
米子空港は自衛隊も使用しているので、自衛隊の機材(輸送機かな?)が見えたところで写真を撮りました。
この写真でも雪は降っていますが
やはり降り方は断続的だったのと、地面には一欠片も雪が積もっていなかったので、「大丈夫そうだな」と思っていました。
<プラントでの設備データ測定時(1/24 午後)>
現場のプラントは海沿いにあり、当日の測定対象設備は屋内にありました。
13時ごろにプラント内に入り打ち合わせを行った後、14時から屋内で設備データの測定。
屋内であってもやはり寒いですが、順調に測定業務を実施。
2時間程度で測定を終えました。
後片付けをして16時ごろに屋外へ出ると…。
一面の雪景色です!
目測ですが、2時間程度の間に10cm程度積雪していました。
最大寒波恐るべし。
プラント内はお客様の社用車で移動したのですが、お聞きするとスタッドレスタイヤを装着済とのこと。
やはり日本海側ではきちんと対策しているのだな、と感心しました。
<夜の状況(1/24 夜)>
プラントからホテルに戻るのも一苦労。
ホテルまで戻る際にタクシーが使えず、お客様にホテル近辺まで車で送って頂きました。
その際に近年の積雪の状況をお聞きしたのですが、最近はあまり積もらないとのこと。
ここまで雪が降るのは近頃では異例のようです。
これは、ホテル周辺を撮影した写真です。
やはり一面の雪景色ですね。
ホテル近くのコンビニに行くとお弁当やおにぎり・パンなどはほとんど売り切れていました。
「雪のせいで当日の配送ができなかった」との張り紙あり。
雪の降る地域とはいえ、今回のような天候ではなかなか対処は難しいようです。
ただし、飲食店は通常どおり営業しているところが多く、山陰の美味しい海の幸をいただくことができました。
これは、居酒屋さんが提供していた「しじみラーメン」です。
やっぱり宍道湖といえばしじみですね!
<帰京時の話(1/25)>
1月25日も天気が良ければ屋外設備の測定を行う予定でしたが
積雪しており雪も舞っている状態だったため即刻中止が決定。
すぐに東京まで戻る算段を始めました。
まずANAのホームページから運行状況を確認すると、、、
すでに朝の2便の欠航が決まっています。
地上から戻る「松江 → 岡山 → 東京」ルートも検討しましたが
そもそも岡山まで出る”特急やくも”が終日運休となっており断念
ANAの11時25分発の便に搭乗して戻ることとしました。
松江駅から米子空港までの空港バスは運行していたので、飛ぶことを祈りながら米子空港へ。
途中、雪の中海を撮影。
状況を考えなければ素敵な景色です。
こちらは米子空港、駐車場側の様子。こちらも一面の雪景色ですね。
11時前に米子空港に到着したのですが
搭乗予定の便は早々に14時25分出発に遅延することがアナウンスされており、出発まで待つ人が多くいます。
しかし、急な積雪により、有料ラウンジは午後まで閉鎖。
2つのレストランも臨時休業。
唯一カフェのみ営業していましたが、満席になっていました。
食事メニューも昼には全て売り切れてしまい、カフェの店員さんが目の回る忙しさの中お客さんを捌いていました。
きっと14時25分出発予定もさらに遅れるだろうと思っていましたが、搭乗時間はそのまま変わらず。
滑走路側を見るとかなり雪かきがされています。
空港職員さんの苦労が偲ばれます。
搭乗後は出発まで少し待ち時間がありましたが
あまり遅れることはなく羽田空港には16時ごろに到着することができました。
<近頃の天候に思うこと>
最近は異常気象を耳にすることが多く
特に温暖化の影響と言われる夏のゲリラ豪雨による被害などをよく聞きます。
しかし冬場においても、このような最大寒波による
広範囲における雪被害の影響の一端を経験し、改めて天候が激甚化しているように感じました。
今回、身の危険を感じるほどの危険を感じた訳ではありませんが
「不要不急は控える」との警告が出ている時に不必要な外出はするべきではないですね。
最後になりましたが、今回の寒波による被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。