こんにちは、AIMOSスタッフです。
前回は「現場DXのよくある勘違い」についてお話ししました。
今回は少し踏み込んで、AIMOS-Safetyがなぜ“装備品監視”からスタートしたのかについてお話ししたいと思います。
現場で一番よく起きている“ヒヤリ”とは
私たちが現場に伺う中で、よく耳にするのがこんな声です。
- ヘルメットをかぶり忘れていた
- 反射ベストを着ていなかった
- 手袋を外したまま作業していた
どれも「うっかり」や「つい忘れた」が原因で起きるものですが、実際には大きな事故につながる可能性があります。
特に忙しい現場では、
「声かけはしているけど、全員までは見きれない」
「毎日注意しているが、どうしても抜けが出る」
という状況になりがちです。
なぜ“装備品監視”から始めたのか
AIでできることはたくさんあります。危険行動の検知、侵入検知、作業姿勢の判定など、選択肢はいくらでもあります。
その中で、AIMOS-Safetyが最初に取り組んだのが装備品(ヘルメット・マスク・反射ベスト・手袋など)の着用確認でした。
理由はとてもシンプルです。
- 安全に直結している
- 判断基準が明確
- 現場でも受け入れられやすい
装備品は「着けているか・いないか」がはっきりしているため、AIによる判定との相性も良く、現場側も結果を直感的に理解しやすいという特徴があります。
実際にやってみて分かったこと
実際にAIMOSカメラを使って装備品監視を行った際、とても分かりやすい結果が出ました。
たとえば、入構口にカメラを設置し、通過する人を一人ずつ確認する方法では、装備品の検知精度も高く、誤報も少なく、現場からの評価も良好でした。
一方で、朝礼会場のように多くの人が一度に集まる場所では、別の課題が見えてきました。
人と人が重なって見えなくなったり、後ろの人の装備が前の人に隠れたりして、AIから見ると「未着用」と判断されてしまうケースが多発したのです。
結果として、誤報が増え、
「アラームが多すぎて気になる」
という声が出てしまいました。
この経験から、AIは性能だけでなく、使う場所と運用が何より重要だと改めて実感しました。
監視=取り締まり、ではありません
装備品監視というと、
「監視されている感じがして嫌だ」
と感じる方もいらっしゃいます。
ですが、AIMOS-Safetyが目指しているのは“取り締まり”ではなく、“見守り”です。
- 誰かが常に見張る必要がない
- 注意の抜け漏れを減らせる
- 現場の負担を増やさない
そういった形で、人を責めない安全管理を実現したいと考えています。
装備品監視は、DXの入り口
装備品監視は、決して派手なDXではありません。ですが、現場にとっては「一番分かりやすく、効果を感じやすいDX」でもあります。
だからこそAIMOS-Safetyは、この分野から現場DXを始めました。
次回は、実際にAIMOS-Safetyが現場でどのように使われているのか、もう少し具体的な運用イメージをご紹介する予定です。ぜひ次回も読んでいただけると嬉しいです。